ビオチンの一日あたりの摂取目安量は18歳以上の男女ともに50µg/とされています。ビタミンは通常の生活をしていると不足する事はありませんが、偏った食生活、胃腸障害になりやすい方、抗菌薬、サルファ剤の服用や抗てんかん薬(フェニトイン、プリミドン、カルバマゼピン)の長期服用はビオチンの代謝に影響を及ぼすとされています。慢性的にビオチンが不足するとリウマチ、シェーグレン症候群、クローン病などの免疫不全症や、インスリンの分泌能が低下し1型および2型の糖尿病のリスクが高まるという報告もあります。糖代謝が正常に行われなくなってしまうと、身体の中に乳酸が溜まってしまいます、その為筋肉痛になりやすい状態になり、最終的には乳酸アシドーシスという疾患を引き起こす事例もあったそうです。いずれにしても、もしもビオチンが含まれる食事をあまり食べない方、ダイエットで食事摂取量が少ない方、日頃から偏った食生活をされている方は偏食を改善する必要があるかもしれません。