パントテン酸は、そのものが食品に含まれているわけではなく、酵素タンパク質と結合した状態で存在しています。消化酵素によって、または調理の過程でパントテン酸となるのです。パントテン酸は、さまざまな食べ物に含まれているため、名前もギリシャ語の『あらゆる場所に存在している』という意味であるパントテンから取られました。動物性の食べ物・植物性の食べ物どちらにも含まれているため、自分で食べやすいものを選ぶことも可能です。レバーやささみ、トマト、豆類、卵、魚類、牛乳、ブロッコリーなどが多く含まれる食品となっています。ただし、水に溶けやすい・熱で分解されやすいという性質を持っています。そのため、調理をする時にはシンプルに調理をするのが良いとされています。また、アルコールやカフェインはパントテン酸の吸収を阻害するので注意が必要です。